横浜ゴムの『アイスガード』が誕生したのは2002年。約20年の歴史を持つ日本を代表するスタッドレスタイヤブランドだが、誕生以来、一貫してきたのはこだわり抜いた「氷上性能」。
北海道では雪の便りも届き、本格的なウインタータイヤのシーズンが訪れる。2010年の冬シーズンも、タイヤメーカーはこぞって独自のグリップ技術でアイスバーンや圧雪路での性能を引き出している。各社の主力製品を2回にわたって紹介する。
GARMIN nuvi 1480/1460/1360に搭載されているecoRoute機能。自車の高速/市街地燃費とガソリン価格を予め入力しておくことで、走行ごとの燃費ログを記録することができる。
JDパワーによる顧客満足度調査で6年連続No.1を獲得していることでも判るように、実際に乗るとその良さを感じられるスタッドレスタイヤ。アイス、スノー、ウエット、ドライのどの路面でも期待以上のグリップ力がある。
新非対称トレッドパターン、新トレッドコンパウンド、左右非対称プロファイル、縦長接地面形状という4つの大きな技術改良により2009年大幅に進化したスタッドレスタイヤ。
JDパワー社の冬用タイヤ顧客満足度5年連続1位を守っているミシュランの最新スタッドレスタイヤが、『X-ICE XI2』である。ミシュランは歴代のスタッドレスタイヤでもユーザーの高い満足度を得ていたが、X-ICE XI2でさらに満足度を高めるべく性能を上げてきた。
雪道といっても、ふかふかの新雪と何台ものクルマが走って踏み固められた圧雪路とではまるで条件が異なる。しかし『X-ICE XI2』(エックスアイス エックスアイツー)は、そのどちらもトレッドパターンの溝がうまく雪を捕まえてくれるから、安心して走れる。
スタッドレスタイヤに求めるユーザーニーズの一番は、やはりアイスバーンでのブレーキ性能だろう。『X-ICE XI2』(エックスアイス エックスアイツー)ではアイス路面でのグリップアップを先代の『X-ICE』にも増して力を注いで開発したことを、まずはテストコースで確かめた。
スノー路面ではクルマの重量がメリットになっている感じで、グッと雪を掴んでグリップしている。ちょっと攻めても滑りにくく、かなり無理してもついてきた。このグリップの強さは意外なほどだった。
トーヨータイヤの冬用タイヤのテストコースは北海道のサロマにある。Lサイズミニバンの代表格、トヨタ『エスティマ』に装着された『ウインタートランパスMK4』のインプレッションをお伝えしよう。
スタッドレスタイヤもトーヨータイヤらしく、専用タイヤコンセプトで作られている。『ウインタートランパスMK4』はミニバン専用のスタッドレスタイヤだ。MK3からMK4へと4代目に進化したが、トレッドパターンもコンパウンドもオールニューのフルモデルチェンジである。
今回のテストではアウディ『A3スポーツバック』にX-ICEを履かせた。タイヤサイズは225/45R17 91QXLM+Sである。空気圧は車両指定の前2.7/後2.5(kgf/CM2)に合わせた。
J.D.パワーアジアパシフィックが日本で行なった2007年日本冬用タイヤ顧客満足度調査でミシュランが第1位になった。ミシュランは2004年に同調査が開始されて以来、4年連続第1位に輝いている。
『ガリットG4』はフルタイム4WDのスバル『レガシィ』に履いて試した。雪道やアイスバーンでは4WDは心強いが、ガリットG4との組み合わせで走ると安心感と信頼感が加わり、冬道での安全走行に余裕をもって対処できそうに思えた。
トーヨータイヤのスタッドレスタイヤといえば、「クルミの殻」を用いたことで有名だが、そのわかりやすいイメージで販売本数を伸ばしているそうだ。