
日産06年度決算…減益 新型車投入少なく低迷
日産自動車が発表した2007年3月期連結決算によると、売上高は前年同期比11.0%増の10兆4685億円、営業利益が同10.9%減の7769億円と、増収減益となった。日米市場で新車が低迷したのが主因だ。

【池原照雄の単眼複眼】日産、自縄自縛型コミットメントの見直し好機
日産自動車が中期計画「日産バリューアップ」(2005-07年度)で掲げたコミットメント(経営公約)の達成時期などを修正することとなった。日産を驚異的な再建に導いたカルロス・ゴーン社長のコミットメント経営にとっては初の未達となる。挫折といえば挫折だが、これを奇貨として自縄自縛型のコミットメント手法を見直す手もある。

【新聞ウォッチ】日産ゴーン改革、初の「未達」
日産自動車は、2008年度中に世界販売台数を420万台に引き上げるとしていた「中期経営計画」(バリューアップ)のコミットメント(必達目標)の達成を、09年度以降に先送りするという。

日産、LCV事業の目標達成を1年前倒し ゴーン神話健在?
日産自動車は、同社の小型商用車(LCV)事業が2007年度までの3カ年中期経営計画『日産バリューアップ』で目標としていた、2004年度実績に対し、40%増にあたる43万4000台の小型商用車のグローバル販売、売上高営業利益率を2倍の8%にする当初計画を、1年前倒しで達成する見込みを発表した。

日産、小型商用車販売がバリューアップを前倒し達成
日産自動車は20日、ドイツ・ハノーバーで開催されている第61回IAA国際モーターショーで、2007年度までの3カ年中期経営計画『日産バリューアップ』で目標としていた小型商用車(LCV)のグローバルな年間販売台数を、当初計画よりも1年前倒しで達成する見込みと発表した。

日産、欧州でインフィニティを展開
日産自動車は、2008年から欧州で「インフィニティ」チャンネルをスタートさせると発表した。同社は、中期経営計画の日産バリューアップ期間中に、高級車販売チャンネルのインフィニティをグローバル展開する計画だ。

「モチベーションとフォーカス」ゴーン社長---日産100万台増販
日産自動車は22日、東京・銀座の本社でメディア関係者と懇談会を開き、カルロス・ゴーン社長は「日産180」のコミットメントである100万台増販の達成を発表したが、日頃の強気の発言と内心は違っていたようだ。

【日産バリューアップ ! 】解説…420万台1年延期でも「世界最速」
日産自動車の新3カ年計画「日産バリューアップ」(05−07年度)がスタートした。文字通り「価値」の創造に力点を置く新計画で経営陣は、世界販売の飛躍的な拡大と高水準の利益率維持をコミットした。カルロス・ゴーン社長が放つ第3の矢となる。

【ソウルモーターショー05】日産、インフィニティブランド導入の具体的計画
日産自動車の韓国子会社の韓国日産は、2005年ソウルモーターショーで高級車ブランド「インフィニティ」のラインアップを発表した。7月末から韓国でインフィニティチャンネルを展開していく。

【日産バリューアップ ! 】販売台数目標の内訳…「言いません!!」
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は、決算発表の記者会見で、日産バリューアップ計画での2008年度420万台目標の市場別の内訳を聞かれ「社内目標があるが、コミットメントと思われるので言わない」と述べた。