先代『MRワゴン』はダイハツ『ソニカ』のような大人のユーザー層を狙ったクルマだった。しかし新型になって子供のいる女性ユーザーをターゲットに変更している。
同じ素材を使いつつ、次々とキャラクターの異なる商品を送り出す、日本の軽の企画担当者には頭が下がる思いがする。それをいうなら、短い時間でその企画意図に合わせた走りをまとめるエンジニア、実験担当者はもっと大変なのだけれど。
もともと若いママたちを狙っていたのに、今までの『MRワゴン』はちょっと不評だったとか。ボディの上を絞りすぎ、「頭の近くに圧迫感がある」のがその原因。そこで今度はもっとゆったり寸法を取り、デザインも柔らかい雰囲気にしたら大ブレイク。
軽自動車は制約の多い規格によってごく狭い範囲でのクルマ作りを迫られているだけに、際立った特徴を出しにくいのが実情だ。
初代のモノフォルム・デザインから一変、癒し系のフロントマスクが特徴のセミハイト・ワゴン。
スズキは、軽乗用車『MRワゴン』に特別仕様車「XSリミテッド」を設定し、9月4日から発売した。
「GDP2006」自動車部門公開プレゼンテーション審査が、25日東京ビックサイトで開かれた。今回は「ニッポン・オリジナル--Kカー&高級車のデザイン力」と題し、軽自動車5車種と高級車1車種のプレゼンテーションが行われた。
CEVシェアリングは15日から、横浜市港北区大倉山地区において、分散配置型のカーシェアリングの運用を開始した。拠点5カ所にスズキ『MRワゴン』(低排出ガソリン車)を各1台ずつ、合計5台を配置した。
エモーショナルなデザインと質感の高さを売りとする新型スズキ『MRワゴン』。販売上のライバルとなるのは……。「直接対決が予想されるのは、エモーショナルデザインを売りにしているホンダ『ライフ』、ダイハツ『ムーヴラテ』ですね」
1月20日に発表されたスズキの新型『MRワゴン』は、旧型で特徴的だったモノフォルムではない。デザイナーは「使い勝手やユーザーのニーズを細かく取り入れた結果」だとその理由を説明する。
1月20日発表された新型スズキ『MRワゴン』のインテリアトリムに採用された「パイル(繊維)添加樹脂」。特徴は「従来の樹脂では出せなかった温かみが感じられること」とスズキデザイン部の山内朋子さん。
新型『MRワゴン』(1月20日発表)の開発でことさら重視されたのは、ユーティリティの高さ。スペース活用から各部の操作性まで、使いやすさの向上が徹底的にはかられている。
「基本的にはMRワゴンの開発自体は、すべてスズキに任せています。その中で、全体的なデザインの擦り合わせなどは何回か行っています。日産からお願いしたのは、質感を高めるためにドアトリムに布を使って欲しいということぐらいでした」
1月20日に発表されたスズキの新型『MRワゴン』は、旧型同様日産に『モコ』としてOEM供給される。両車の違いは「マルーンのツートンカラーのインテリアはスズキオンリー。モコにこの組み合わせは無い」。
日産から発売された新型『モコ』は、1月20日に発表された新型スズキ『MRワゴン』のOEM供給車だ。新型の月販目標は4400台と、新型MRワゴンの6000台と合わせて、合計1万台以上を狙っているようだ。