
【日産『キューブ・キュービック』発表】ただ「のばしただけ」ではない
一見すると『キューブ』をただ「のばしただけ」に見える『キューブ・キュービック』。キューブ・コンセプトを生かし、あえて専用デザインを与えずにストレッチするという手法を選んだのだが、そこには「つじつま合わせとコスト」というモデラーとデータとの戦いが繰り広げられていた。

【日産『キューブ・キュービック』発表】カラーデザイナーという仕事
クルマ選びをする時、スタイルや性能と同じく重要なポイントとなるのがボディカラー。今回『キューブ・キュービック』専用に新しく3色のメタリックカラーが設定されている。『キューブ』の「ユルさ」とは違う「さわやかさ」を演出したのは「カラーデザイナー」という仕事だった。

【日産『キューブ・キュービック』発表】7人乗りは強くアピールしない?
『キューブ・キュービック』のCMには「ソファ×ソファ×ソファ」という言葉が出てくる。ソファのような座り心地の3列シートを備えたクルマを強くアピールした。だが、2種類が作られたCMのうち、一方は6人乗車、もう一方が7人乗車と使い分けられている。

【日産『キューブ・キュービック』発表】ミニミニバンのカテゴリは激戦区になる
全長4mに満たないボディに3列シートを内包した日産『キューブック・キュービック』の開発は意外に早くから進んでいたという。最初にアイデアが挙がったのは、2001年の初夏。2列シートの『キューブ』の開発が一段落したころだった。

【日産『キューブ・キュービック』発表】2列と3列、どちらを選ぶかはお客様次第
「開発途中から、『キューブ・キュービックの』を“7人乗りのキューブ”として買うのではなく、“荷物の収納スペースが増えたキューブ”として選択する人も多いのではないかという販売セクションからの予測がありました」と小林チーフは説明する。

【日産『キューブ・キュービック』発表】エキサイティング、ゴーン社長も太鼓判
日産自動車のカルロス・ゴーン社長は『キューブ・キュービック』について「全長4メートル未満のボディでありながら、3列シートとしており、小型ミニバンとしては最高のクルマだ。楽しさと便利さを共存しており、エキサイティングでもある」と絶賛した。

【日産『キューブ・キュービック』発表】2つのセグメントのいいトコ取り
『キューブ・キュービック』開発担当責任者の小林正樹チーフ・プロダクト・スペシャリストは、キュービックは、日産製品でコンパクトカーとミニバンの2つのレインジを同時に完成させるクルマであると表現した。

【日産『キューブ・キュービック』発表】最大でもあり、最小でもある
『キューブ』に3列シートの派生車、『キューブ・キュービック』をつくるという計画はいつごろ生まれたのか。同車の開発を担当した小林正樹チーフプロダクトスペシャリストは「2001年の中頃です」と説明する。

【日産『キューブ・キュービック』発表】スペース増えれば装備も増える?
標準装備のCD一体の1DINラジオチューナーは、2色の内装色に対応したカラーリングでインテリアにマッチするようになっている。6スピーカーで前後席で変わらない音場を再現できる。日産情報サービス「カーウイングス」はオプション設定されている。

【日産『キューブ・キュービック』発表】メカニズムはキューブから進化・充実
日産『キューブ・キュービック』のエンジンはキューブと同一の1.4リットル直列4気筒エンジン、「CR14DE」を搭載。トランスミッションも同一の4ATとマニュアルモード付きの6速CVT。CVTではステアリングスイッチでのシフトアップ/ダウンが可能。