9月に発売される予定の『フィット』のプロトタイプに試乗した。発売前の段階なので市販車と同等ではないほか、細かい諸元や仕様などが不明な部分もあったが、ガソリンの1.3L車と1.5L車、ハイブリッド車に乗った中で、やはり最も印象的なモデルはハイブリッド車だった。
プロトタイプとは言え、すでに発売まで2ヶ月となれば“ほぼ完成形”。
プロトタイプの試乗を前に心配していたのはスタイリングだった。写真で見る限り、フロントマスクから全体の印象はキープコンセプト。『フィット』は今回で3代目だが、ここでキープコンセプトというのは、危険信号でもある。
新時代のベンチマークとなる新型『フィット』のプロトタイプに試乗した。
秋に発売が予定される新型『フィット』プロトタイプの試乗の機会を得た。試乗会場に待ち受けていた新しい「フィット」は、従来からのセンタータンクレイアウトのコンセプトを踏襲。
新型『フィット』のプロトタイプ、いちばんインパクトがあったのは、やっぱり「RS」の6MTモデルですね。誤解を恐れずに言っちゃうと、現行型はコスメティックモデル+αな感じが強かったですけど、新型はホットハッチ感が強まっているんです。
プロトタイプだが『フィット』のコンセプトを継承して発展させたモデルとしては基本的には完成度は高いと思う。
新開発のハイブリッド、そしてガソリンの1.5リットルと1.3リットルのプロトタイプを試乗した。
新型『フィット』のなかでもっとも注目を浴びているのがハイブリッドモデルだ。
今回の『フィット』で注目したいのは、1.5リットルのアトキンソンサイクルエンジン+モーターのハイブリッド(HV)仕様。
最も感心したのは、これからのライバルとなるであろうトヨタ『アクア』の燃費を上回ったというハイブリッドモデルの出来栄えだった。
ハイブリッドカーは楽しくないという定説を、次期フィットは打破するかもしれない。価格が何倍もする輸入ハイブリッドカーと比べても、いい勝負しそう。
いちばんの興味の対象は、やっぱりIMAからi-DCDにシステムを一新したハイブリッド。
3タイプ用意されるパワートレーンのうち、3代目『フィット』にふさわしいのは、ハイブリッドモデルだ。
これまで横並びに評されてきた日本のコンパクトカーの枠から飛び出し、まるで「フィットクラス」が新設されたかのような、気合いの入った仕上がりに嬉しくなりました。