トライアンフモーターサイクルズジャパン株式会社(本社:東京都港区海岸 代表取締役社長:大貫陽介)は、ジョニー・ウォーカーが、2025 AMAエンデューロクロス選手権の年間チャンピオンを獲得したことをお知らせいたします。
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- ジョニー・ウォーカーがTF 450-Eを駆り、2025 AMAエンデューロクロス選手権・年間チャンピオンに輝く
トライアンフ ファクトリー・レーシング エンデューロチームは、2025 AMAエンデューロクロス選手権において圧巻のシーズンを締めくくりました。TF 450-Eを駆るジョニー・ウォーカーが年間チャンピオンを獲得し、全6戦にわたる激戦の中で持ち味である安定した走りと揺るぎない勝負強さを発揮。自身初となるエンデューロクロス王座に輝くとともに、アメリカのインドア・オフロードレースにおけるトライアンフ史上最大の成果を記録しました。
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【各戦での様子】
シーズンは開幕戦から好スタートを切りました。第1戦でジョニー・ウォーカーは総合優勝を果たし、一躍タイトル争いの有力候補としての存在感を示しました。勢いそのままに迎えた第2戦では2位を獲得し、シリーズを通したタイトル争いに確固たる位置を確保。さらに第3戦アイダホフォールズでは再び2位でフィニッシュし、シーズン後半に向けて彼の走りを象徴するスピードと精密さを見せつけました。
シーズン第4戦レッドモンドは、ウォーカーにとって大きな転機となりました。厳しいコースでの激しいバトルとプレッシャーの中、彼は今シーズン最も気迫あふれる走りのひとつを披露し、再び2位でフィニッシュ。残り2戦となった時点でも、シリーズリーダーに十分に迫る位置を確保しました。
第5戦リノでは、ジョニー・ウォーカーが完全復活を遂げました。夜のレースを圧倒的なパフォーマンスで支配し、3つのモトすべてで勝利を収め、シリーズリーダーとのポイント差をわずか3点まで縮めました。チームにとって決定的な瞬間であり、世界で最も過酷なインドア・オフロード環境のひとつでの、TF 450-Eの卓越した性能を示す明確な証でもありました。
最終戦エベレットでは、シーズンのクライマックスにふさわしい劇的な展開となりました。ウォーカーは緊迫したレースの中でも冷静さを保ち、テクニカルなコースを巧みに攻略。プレッシャーを的確にコントロールし、1-1-2の成績で総合優勝を達成しました。この勝利により、ジョニー・ウォーカー自身、そしてトライアンフにとっても初のAMAエンデューロクロス選手権制覇を成し遂げ、ライダーとメーカー双方にとって歴史的なシーズンを締めくくりました。
この成果は、トライアンフ ファクトリー・レーシング エンデューロチームにとって大きな節目となります。TF 450-Eが競技デビューを果たしてからわずか1年足らずでの快挙です。次戦は、2026年FIMスーパ―エンデューロ世界選手権の開幕戦で、12月13日にポーランド・グリヴィツェで開催されます。
▼ジョニー・ウォーカー選手
「エベレットでの最終戦を終えて、ついにチャンピオン獲得です!今夜は超タフなコースで、いくつかミスもあり出遅れたものの、1-1-2の成績を収めることができました。第1レースはセカンドローからのスタートでしたが勝利でき、それが自信となり第2レースも制覇できました。最終モトでは2位でフィニッシュすればチャンピオンが確定する状況でしたが、もちろん勝ちたかったのですが、ギアレバーが壊れて少し厳しい展開になりました。今シーズンは全戦で1位または2位に入り、チャンピオンを獲得できたことに本当に満足しています。数週間後に始まるスーパーエンデューロでも全力で挑むのが楽しみです!」
▼ポール・エドモンドソン:トライアンフ ファクトリー・レーシング エンデューロチームマネージャー
「レースで勝利することも素晴らしいですが、トライアンフとして初のインドア・エンデューロ選手権制覇は格別です。プログラムに携わったトライアンフ本社の全スタッフやパートナーの皆さん、さらにアメリカでサポートしてくれた同僚たちに、感謝の気持ちでいっぱいです。本当に素晴らしいシーズンになりました。ジョニーは、最も重要な瞬間に見事な走りを見せてくれましたし、シリーズが最後まで接戦だったことも大変エキサイティングでした。今回の成果を非常に誇りに思います。トライアンフ・ファクトリー・レーシングに関わる全員にとって特別な日であり、この瞬間を存分に楽しみたいと思います!」
▼イアン・キンバー:トライアンフ グローバルレースプログラム責任者
「チャンピオンシップの最終戦で、ジョニーが表彰台の頂点に立つ姿を見ることができて本当に感動しています。最後のモトまでもつれたタイトル争いの末に、これ以上ないエキサイティングな形でシーズンを締めくくることができました。ジョニーの250ccから450ccへのステップアップは素晴らしいものでした。滑らかなライディングスタイルはバイクとの相性も抜群で、アメリカの最高レベルの競技でTF 450-Eのポテンシャルを示すのに最適なライダーでした。バイクの圧倒的なパワーと扱いやすさが、インドア競技でいかに活かせるかを証明してくれました。ジョニーとチームの皆さん、本当におめでとうございます。数週間後にはFIMスーパ―エンデューロ世界選手権が控えていますが、楽しみにしています。」
販売店での取り扱い
TF 450-Eの価格は1,296,000円です。
そのほかTF 250-X、TF 450-X、TF 250-E は、トライアンフのモトクロスおよびエンデューロ販売店ネットワークにて、1,099,000円から販売中です。
なお今後は、24時間対応のパーツ注文・供給システムの導入など世界水準のサポート体制構築も準備中です。
イバン・セルバンテスやポール・エドモンドソンらオフロードレーシングのレジェンドと共同で開発された各モデルは、独自設計の軽量アルミニウムフレームを採用し、機敏さと剛性を両立させることで卓越したハンドリングと安定性を実現しています。プレミアムブランドのコンポーネントを装備し、最新のオフロード技術に加えて、ライダーを中心に考えたエルゴノミクスとレース由来のスタイリングを備えています。スリムなボディワークとトライアンフ・パフォーマンスイエローのグラフィックが、スタートラインでも際立つ力強くアグレッシブな印象を演出します。
詳細情報やお近くのディーラーについては、トライアンフ公式ウェブサイトをご覧ください。
お客様お問合せ先
トライアンフコール:TEL 03-6809-5233
トライアンフ WEBSITE:http://www.triumphmotorcycles.jp/
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トライアンフについて
- 1902年に設立されたトライアンフ モーターサイクルズは、オートバイ製造を開始して2022年で120年周年を迎えました。また、トライアンフ モーターサイクルズは30年以上にわたり、レスターシャー州ヒンクレーに拠点を置き、本物のデザインと個性、カリスマ性、パフォーマンスが完璧に調和したアイコニックなバイクを生産し続けています。
- トライアンフは英国最大のオートバイメーカーで、2024年度の生産台数は13万4,635台*、世界68か国・約950店舗のディーラー網を展開しています(*自社調べ)。
- トライアンフは現在、世界中に約3,000人の従業員を擁し、英国、北米、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア、日本、スウェーデン(スカンジナビア)、ベネルクス、ブラジル、中国、タイに現地法人を展開。さらに独立系ディストリビューターのネットワークを有しています。さらに、レスターシャー州ヒンクレーとタイに製造工場を構え、ブラジルとインドにもCKD工場を保有しています。
- トライアンフは、世界中のライダーが何を求めているかに焦点を当て、すべてのお客様に完璧な走りをお届けしたいという情熱と、最高品質のモーターサイクルをお届けするための細部へのこだわりを持ち、モダンクラシック、ロードスター、アドベンチャーバイクなど、カテゴリーをリードするモーターサイクルのラインナップを増やしています。アクセスしやすい400cc TRシリーズのSpeedからパワフルな2500ccエンジンを搭載したRocket 3まで、どのモデルもトライアンフの象徴的なスタイル、品質、パフォーマンスを体現しています。
- あらゆる年齢、経験レベルのライダーに楽しさと俊敏性、そして自信を与える走りを提供するSPEED 400とSCRAMBLER 400 Xは、2023年にまったく新しいシングルエンジンプラットフォーム(TRシリーズ)で発売。驚くほどのコストパフォーマンスを実現し、新たな世代のライダーに対してトライアンフを手にする機会を与えました。
- モダンクラシックは、トライアンフの伝説的なBonnevilleツインエンジンを搭載しています。Bonnevilleという名は、トライアンフが1956年にアメリカ・ユタ州のボンネビル・ソルトフラッツで記録した陸上速度記録を記念して名づけられました。このモデルは、イギリスのスーパーバイクの元祖であり、そのハンドリング、スタイル、個性から、往年の名モーターサイクリストたちに選ばれ、レースで勝利を収めてきました。現在、Bonnevilleファミリーは、ライダー重視のテクノロジーとクールなカスタム・スタイルを備え、進化を遂げています。Bonneville Bobber、Speedmaster、Thruxton RS、Speed Twin 900、Speed Twin 1200、Scrambler 900、Scrambler 1200、そしてアイコニックなBonneville T120とT100がラインナップされています。
- ロードスターシリーズは、俊敏さで人気のTrident 660、スポーティなDaytona 660をはじめ、Street Triple 765、そしてSpeed Triple 1200 RSとラインナップしています。また、アドベンチャーライダーのために、トライアンフはTiger Sport 660、Tiger Sport 800からTiger 900シリーズ、そしてTiger 1200シリーズまで、壮大なラインナップを取り揃えています。
- 2022年には、電動モーターサイクルメーカー OSET Bikes を買収。同社は2004年にイアン・スミス氏によって設立され、ユース・ナショナル・トライアル選手権でトップ5入りを果たすなど、トライアル市場で高い競争力を持っています。また、グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード、MotoGP、世界スーパーバイク選手権、マン島TTなどでも活躍。トライアンフ・ファミリーの一員として、オフロードバイクのフルラインアップ実現と次世代ライダーの育成において重要な役割を担っています。
- 2023年、トライアンフは「24時間バイクで走った最長距離(個人)」のギネス世界記録(TM)を獲得しました。工場から出荷された標準仕様のTiger 1200 GT Explorerを駆り、5度のエンデューロ世界チャンピオン、かつトライアンフのグローバルアンバサダーでもあるイバン・セルバンテスが、イタリアのナルドテクニカルセンターにあるハイスピードリングにて24時間で4012kmを走破。これまでの記録3406kmに600km以上の大差をつけました。
- トライアンフには輝かしいレースの歴史があり、モーターサイクルスポーツのほとんどすべてのクラスと分野でレースに参戦し、勝利を収めてきました。1908年の第2回マン島TTレースで優勝を飾り、1960年代のヨーロッパとアメリカにおけるロードとサーキットの制覇。近年では2014年と2015年のトライアンフの675cc 3気筒エンジンによるスーパースポーツタイトルの獲得やワールドスーパースポーツのレース、2014年と2019年にはゲイリー・ジョンソンとピーター・ヒックマンがマン島スーパースポーツTTで優勝。さらに、2023年にはTriumph STR765を駆ってピーター・ヒックマンが平均時速130マイル(約209km/h)を超え、2022年にはStreet Triple 765を駆ってブランドン・パシュが伝説のデイトナ200のラストラップでスリリングな勝利を収めるなど、偉業を成し遂げてきました。
- 2019年シーズンの開幕以降、FIM Moto2(TM)世界選手権への独占的エンジンサプライヤーとして、トライアンフのレーシング伝説は今なお続いています。トライアンフ モーターサイクルズは出場全チームに、レース専用チューンを施した765cc 3気筒エンジンを供給しています。このクラスを再定義したトライアンフは、史上初となる最高時速+300km/hを記録したのを含め、初年度の記録を次々と塗り替えました。
- このような素晴らしい成功、ライダーやチームのフィードバックやパートナーシップ、そして世界中のトライアンフファンからの大きな反響を受けて、トライアンフとDorna(ドルナ)は2021年と2023年にも提携の延長を決定。さらに5年間のレース契約(2025年~2029年)を結びました。
- トライアンフは PTR Triumph Factory Racing と共に2025年の世界スーパースポーツ選手権に参戦。トム・ブース=エイモスとオリ・ベイリスがStreet Triple 765で参戦します。Macadam Triumph Factory Racing はブリティッシュ・スーパースポーツで2024年準優勝のルーク・ステイプルフォードとマックス・ワズワースが参戦。ナショナル・スポーツバイク選手権ではDaytona 660を駆るブロディ・ガウィス、ジェイデン・マーティン、ケイティ・ハンド、ルイス・スマートに加え、PHR Triumph のハリソン・デソイがラインアップに加わります。
- 2023年、トライアンフは2024年のMXGP/MX2およびスーパーモトクロス世界選手権に参戦する意向を表明。初シーズンの成功を経て、2025年のスーパーモトクロスには4人のライダーで臨みます。ジャレク・スウォル、オースティン・フォークナー、ジョーダン・スミス、スティレズ・ロバートソンの4人は、TF250-Xでスーパークロスの両コーストとプロ・モトクロス・シリーズに参戦します。FIM MX2世界選手権では、カムデン・マクレランがトライアンフのマシンに乗って2年目の参戦。また、ギレム・ファレスが新たにチームに加わります。なお、ミケル・ハーラップはテストライダーとして残ります(MX2カテゴリーの年齢制限のため)。
- 2024年9月、トライアンフはモータースポーツ界の伝説である元世界チャンピオンのポール・エドモンドソンがトライアンフ・レーシングのエンデューロプログラムのチームマネージャーに正式に任命されたことを発表しました。2025年には ジョニー・ウォーカー がTF 250でスーパ―エンデューロ世界選手権総合2位を獲得し、さらにTF 250-E 4ストローク(ほぼ標準仕様)でレッドブル・エルツベルグロデオを完走。エンデューロGP では、経験豊富な ジェイミー・マッカニー と ミカエル・ペルソン がTF 250-Eで参戦。2025年8月には初めて国際6日間エンデューロ(ISDE)に参戦し、TF 250-Eがイタリアのワールドチームトロフィー優勝やスウェーデンの数十年ぶりの表彰台獲得に貢献、個人総合でもトップ5入りを果たしました。
プレスリリース提供:PR TIMES
