販売好調が伝えられる三菱『eKワゴン』は、開発期間21カ月で発売された。リードタイム短縮はコスト削減につながり、マーケット動向とのずれも少なくなる。とはいうものの、記録的といわれるスピードで急ぐ必要が三菱にはあった。
三菱自動車工業は31日、新型軽乗用車『eKワゴン』の受注が発売から18日間で1カ月の販売目標の2倍にあたる2万台を突破したと発表した。
2年前の東京モーターショーで『ZXS』コンセプトとして発表され、北米で4月に発売された『アクシオム』SUV。今回の東京ショーにも展示されたが参考出品。説明員によると、日本導入にあたって技術的、法的な問題はないそうだ。
三菱自動車は10月中旬に発売した新型軽自動車の『eKワゴン』のラインアップを強化し、今後50%以上の増販を図る方針だ。同シリーズは立ち上がり好調で月販目標1万台に対して倍増の受注ペースとなっている。
情報筋によると、トヨタは11月16日にワンボックスワゴンの『タウンエース・ノア/ライトエース・ノア』の後継モデルである『ノア/ヴォクシー』を発売するが、このほど車両本体価格の概要を決め、取り扱い店のカローラ店とネッツ店にそれぞれ伝えた。
ホンダは11月に『オデッセイ』をマイナーチェンジする。シリーズ全体で内外装のデザインを変更、ステレオをカセットからCDチューナーに変更。また新グレードの「アブソルート」を設定する。
いよいよ一般公開が始まった東京モーターショー。読者の中にも「もう行ったよ」なんて方がきっと大勢いることだろう。今回はいろいろと注目する車種があり、久々に活気のあるショーとなったが、来場者の間で話題騒然、賛否両論となっているのは間違いなく光岡『オロチ』だろう。
オートバックスセブンはスウェーデンのモンブラン社製ルーフBOX『AB-550 CHAMONIX』を全国のオートバックス店舗において12月中旬より発売する。価格は3万9800円。
ホンダはキャパの後継モデル『モビリオ』を発売するようだが、トヨタ『ヴィッツ』は内外装の大幅な質感向上、1.0リットルエンジンの更なるクリーン化(U-LEV)で対抗する。12月21日、同日発売でぶつかる見込み。