自動車交通の2大損失と言えば、渋滞と交通事故である。しかし、ドライバーにとって盗難被害も無視できない損失だ。90年代後半、日本国内の自動車盗難は急増したものの、対策が効を奏し、07年の盗難件数はピーク時と較べ半減している。
滋賀県警は14日、2006年に滋賀県甲賀市内で軽トラック1台を盗んだとして、同日までに56歳の男を窃盗容疑で逮捕した。男は盗んだクルマを家代わりとして山中に潜伏。2004年から今年9月までに約20台のクルマを盗んだ疑いも持たれている。
14日早朝、茨城県大洗町内の国道51号で、クラクション鳴動を巡る交通トラブルから男性1人が暴行を加えられ、重傷を負う事件が起きた。警察では33歳の男を傷害などの容疑で逮捕している。
13日深夜、福井県南越前町内の国道8号を走行していた大型タンクローリーが対向車線と逸脱。対向車線を順走してきた大型トラックや乗用車と衝突する事故が起きた。タンクローリーの運転手が車外放出され、死亡している。
13日夜、岐阜県関市内から岐阜市内の国道156号で、バイクで暴走していた集団が対向車を襲撃する事件が起きた。ドアミラーやバンパーが破壊されており、警察が把握している被害台数は19台だという。負傷者はいなかった。
13日夜、大阪府大阪狭山市内の喫茶店駐車場で乗用車が暴走し、店の建物に突っ込む事故が起きた。衝突の衝撃で窓ガラスが破損し、破片を浴びた女性客1人が軽傷を負っている。ペダル踏み間違えが事故の主因とみられる。
13日夜、新潟県長岡市内の国道116号を走行していた乗用車が、前走する大型トラックに追突する事故が起きた。乗用車は大破し、乗っていた親子が死傷している。減速しないまま追突した可能性が高いという。
13日夕方、静岡県静岡市駿河区内の市道で、道路を横断しようとしていた9歳の男児が進行してきた乗用車にはねられた。男児は頭部を強打してまもなく死亡。警察はクルマを運転していた42歳の男を現行犯逮捕している。
13日未明、滋賀県栗東市内の国道1号で、パトカーの追跡を受けていた盗難車が逃走を抑止しようとした滋賀県警の捜査車両(覆面パトカー)に衝突する事故が起きた。クルマは中央分離帯にも衝突して横転大破。乗っていた2人の男が重軽傷を負った。
12日夕方、埼玉県越谷市内の市道で、自転車の通行を巡って若い男と71歳の男性がトラブルとなり、男性が男から殴打される事件が起きた。男性は転倒した際に頭部を強打して意識不明の重体。男は現場から逃走している。