ポルシェ専門誌『911デイズ』Vol. 105(発行:インロック、企画・編集:ナインイレブンデイズ)が登場した。
今号では「キング・オブ・スポーツカー、ポルシェ - 伝説を駆れ -」を特集し、ポルシェがいかにしてスポーツカーの頂点に立つ存在となったのか、その歩みをひも解く。
特集の背景にあるのが、自動車における「速さ」の価値の変化だ。電気自動車(BEV)の普及により、4ドア車やSUVを含め、スポーツカー以外でも高い加速性能を持つクルマが珍しくなくなった。『911デイズ』はこうした状況を「速さの大衆化」と捉え、2026年のスポーツカーには単に速いだけでなく、その速さを裏付ける背景や説得力が重要だとする。
そこで焦点を当てたのがポルシェだ。同誌はポルシェの速さの背景には、積み重ねてきた歴史や哲学、技術に加え、設計図だけでは表現できない、人から人へ受け継がれてきたノウハウがあるとする。こうした積み重ねが、世界のスポーツカーファンから長年評価されてきた理由だという。
特集では、ポルシェが最初から「キング」だったわけではなく、一歩ずつその地位を築いてきた過程を追う。
ポルシェ 911、1965年モンテカルロ・ラリー「キングへの第一歩」では、初期のポルシェが後の飛躍につながる速さをどのように備えていたのかに迫る。続く「戴冠」では、レースで名を上げ、自社の高性能と技術力を証明するというポルシェの哲学に注目。レースを通じて速さを磨き、やがてレース界の頂点へ到達するまでを紹介する。
さらに「911誕生 戦わざるもの食うべからず」では、550から917へと続くレーシングカーの系譜と並行して存在した、356/2を起点とするロードカーの流れを取り上げる。356の後継車として開発された911もまた、ポルシェである以上、レースやラリーという戦いの場へ送り込まれた。実戦の中で鍛えられ、スポーツカーとしての速さを磨いていった911の歩みをたどる。
ポルシェ 911カレラRS
「伝説降臨」では、356から「戦うロードカー」の系譜を受け継いだ911に焦点を当てる。初代911のショートホイールベース(SWB)モデルがどのような性能を備えていたのかを検証する。
BEVの普及によって「ただ速い」ことが特別ではなくなりつつある中、ポルシェの速さはなぜ特別なのか。歴史、哲学、技術、レース、そして911へとつながる道筋から、その理由を探る一冊となっている。
ポルシェ 956気になる見出し……●巻頭特集 キング・オブ・スポーツカー、ポルシェ - 伝説を駆れ - ●キングへの第一歩<356SL>●戴冠<917>●911誕生 戦わざるもの食うべからず<ナロー>●キングになった911<935/76~935K3>●伝説のダメ押し<956、962C>●2回目の911の誕生 戦わざるもの食うべからず、ふたたび<996 GT3R>●究極のキング・オブ・スポーツカー<992 GT3RS>●<982 Spyder RS(718)>●カブリオレなのに“GT3”を名乗れる理由●大井貴之のポルシェ・ドライビングレッスン! 911の元祖をカッコよく乗りこなせ!
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