過去最多378社出展、国際オートアフターマーケットEXPO2026…2026年2月開催

自動車アフターマーケット国際展示会「IAAE2026」のロゴ
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  • 前回のIAAE2025の様子
  • 塗装実演コーナー 

国際オートアフターマーケットEXPO実行委員会は、2026年2月12日から14日までの3日間、東京ビッグサイト東7・8ホールにて「第23回国際オートアフターマーケットEXPO2026」を開催すると発表した。

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本展は、自動車の売買・整備・メンテナンスをはじめとする自動車のアフターマーケットビジネスの活性化を図ることを目的に、交流の場を創出するコンベンション。自動車特定整備認証、運用が開始されたOBD検査など、様々な自動車アフターマーケットに関する最新情報や業界動向を、展示・実演・セミナーなどにより情報を発信する。

23回目となる今回の開催は、国内246社、海外132社となり、過去最大規模の378社が出展する。前回から国内企業が22社・59小間増加し、国内企業は社数・小間数ともに過去最大。また、今回は前回に引き続き東京ビッグサイト東ホールでの開催となる。

出展企業による製品・サービス展示の他、行政関連の動向をはじめ、損害保険、3Dプリンタ、環境整備、人材雇用、整備業務のAI活用、そして恒例のオートアフターマーケットサミットなど、多岐にわたるセミナーを開催する。その他、自動車メーカー12社による純正スキャンツールの展示、水性塗料の塗装実演(測色・調色・塗装)も開催され、リアルなビジネストレンドを感じられる企画を多数展開する。

注目の出展カテゴリーとして、カーディテイリング分野では、拡大するペイントプロテクションフィルム市場において、アザレア、XPEL JAPAN、STEK-JAPAN、ONYXHIELD Japan、カーメイクアートプロ、QUAD-JAPAN、ソフト99オートサービス、デザインラボ、デレクト、Profilm Advanced Material Japan、ワイエムジーワン等各社の出展が注目される。また、初出展者として、Colton Car Care、シバタ、NAGARA、枚方技研、ファブナード、そしてAVAN化成がドイツのケミカルブランドKoch-Chemieを出品する。

大型分野では、いすゞ自動車が前回に引き続きE-PARTSを出品し、グループ会社であるUDトラックスも出展する。また、ティー・エー・エスはトラック用DPFを展開する。

3Dプリンタ分野では、自動車アフターマーケットにおける新たな潮流となる3Dプリンタ関連から、Carbon Technologies Nippon、サクライノベーション、J-3D、城東テクノ、太陽日酸、戸畑製作所が出展する。

鈑金分野では、MCON JAPANは車体スキャナーのInstavaloを出品。また、前回に引き続き塗装ロボットのPaintGoがニジェスブースにて展開される。その他、ギリシャのHB BODYからはEUで評価の高い補修用塗料、東海樹脂工業はドイツOLIGO社の鈑金塗装に特化したLED照明を初出品する。

その他の注目出展として、特殊工具のハスコー、江東産業がIAAEに初出展。カー用品店を展開するオートアールズは整備機器ブランド「R's tool」をIAAEで初披露する。スマートドライブからは新製品のブレーキパッド診断サービス、ウルトジャパンは洗浄、潤滑関連の「Tunap」を新たに展開。AvilooはEVバッテリーSoH診断装置を出品する。

スキャンツールコーナーでは、国産自動車メーカー計12社が出展し、各社の純正診断機が展示される。普段、触ること、見ることができない、それぞれの純正診断機の特徴などを訴求する。出展企業は、いすゞ自動車、スズキ、SUBARU、ダイハツ工業、トヨタ自動車、日産自動車、日野自動車、本田技研工業、マツダ、三菱自動車工業、三菱ふそうトラック・バス、UDトラックスだ。

塗装実演コーナーでは、水性塗料を使った塗装実演が行われる。今回は塗装のみならず、測色、調色を含めた実演を実施する。実演者は、アクサルタコーティングシステムズ、イサム塗料、関西ペイント、日本ペイント、ロックペイントだ。

Global Auto Aftermarket Conference @TOKYOとして、今回の国際オートアフターマーケットEXPOでは世界各地から有識者を招聘し、それぞれの市場での変化について情報提供してもらうセミナーを開催する。中国のEV整備の現状と今後の展望、英国の自動車修理と損害保険の両立に向けたThatcham Researchの取り組み、Asean自動車産業の中心的存在としてのタイのアフターマーケット、グローバルな電動化潮流がもたらすマレーシア自動車アフターマーケットへの影響、東アフリカのハブとして成長するケニアの自動車アフターマーケットなどがテーマとなる。

出展者プレゼンテーションは、3日間を通して計50セッションが開催される。出展ブースだけでは収集出来ない各社の最新情報が得られる。

また、IAAEの協力団体のオートアフターマーケット連絡協議会主催「クルマ屋さんが選ぶいいクルマアワード2026」の表彰式が、会期中の2月12日に執り行われる。整備や修理、板金塗装、用品部品販売、新車・中古車の販売および買取、ロートサービス、ガソリンスタンドなど、多岐にわたる自動車アフターマーケット事業者が、プロの目線で本当に「いいクルマ」を選び表彰する。今回は4部門構成(コスパ・トラブルレス・リセールバリュー・EV)で、最多票を獲得したクルマが大賞に選ばれ、総合的な視点で選考委員会が選出する特別賞もある。

前回に引き続き、国内唯一のコインランドリービジネス展示会「コインランドリーEXPO」との同時開催となる。店舗数が年々拡大傾向にあるコインランドリーは、SSや洗車場に併設されるなど自動車アフターマーケットと親和性が高く、本展との相乗効果が期待される。会期中はそれぞれの来場者バッジにて相互入場が可能だ。

なお、来場される場合は事前登録が必須、セミナー計70セッションはすべて聴講無料となる。セミナーの聴講申込は、本展HPより来場事前登録を行った人だけが申し込み可能となる。

《森脇稔》

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