インドネシア初、日本企業が自動車整備特定技能トレーニングセンター開校…アプティグローバル

アプティグローバル トレーニングセンター開校式
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アプティグローバルが、インドネシア・バンドン市に自動車整備、二輪自動車整備、板金塗装の特定技能人材を育成する「アプティグローバル トレーニングセンター」を竣工し、開校式と内覧会を開催した。

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規制が厳しいインドネシアにおいて、日本企業がトレーニングセンターを開校するのは初の事例だ。

施設名称は「UPTY GLOBAL TRAINING CENTER」。2026年1月から複数のインドネシア法人オフィスや教室を集約・移転し運用を開始する。施設内には自動車や二輪整備、板金塗装の実技トレーニングセンターに加え、自動車整備座学や日本語、マナーなどの座学教室、執務室や会議室なども備わっており、インドネシア現地で最新設備を完備している。

同社はインドネシアで自動車整備、日本語、日本文化を学んだ特定技能人材を、日本の自動車ディーラーや整備工場に紹介。外資系企業として初めてP3MI(インドネシア政府認定・人材紹介事業者)資格を持ち、中間業者を介さずに雇用契約から就業後のサポートまでをワンストップで行うことを特徴とする。

開校式にはバンドン市副市長や西ジャワ州労働移住局課長など200名以上が出席し、現地関係者からは同センターの開校と地域の発展、若者の未来を祝福するスピーチがあった。

アプティグローバルはインドネシアの自動車整備学校や日本語学校を運営し、自動車整備士を志望する若者に技術、語学、文化を教育。日本での即戦力人材として送り出している。インドネシア人材は日本と文化的親和性が高く、忠誠心や勤勉さで定着が期待される。

同社は自動車業界で初めての一社完結型の人材紹介事業者として、募集から出入国手続き、就業後サポートまで内製で対応。中間業者リスクを回避している。また、特定技能外国人が日本で安心して定着できるよう、法定支援10項目に加え独自の7項目の手厚いフォロー体制を整える。

今後は同社が10万人規模の特定技能人材を輩出し、自動車産業の発展に寄与することを目指している。

《森脇稔》

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