ジャガー・ランドローバー世界販売24%減、サイバー攻撃で生産停止の影響…2025年7-9月

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ジャガー・ランドローバー(JLR)は、2025年7月~9月世界販売の結果を発表した。サイバー攻撃による生産停止の影響で、卸売台数は前年同期比24.2%減の6万6165台となった。

同社は9月初旬からサイバー事件により生産を停止していた。この影響に加え、新型ジャガーモデル投入前の既存モデル生産終了や、米国向け輸出に対する関税引き上げも業績悪化の要因となった。

小売売上台数は中国合弁会社を含めて8万5495台となり、前年同期比17.1%減少した。地域別では英国が32.3%減と最も大きな落ち込みを記録し、北米9.0%減、欧州12.1%減、中国22.5%減となった。


《森脇稔》

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