ヤマハ発動機は10月14日、王子ホールディングスおよび信州大学発のベンチャー企業の精密林業計測と共同で、リモートセンシングを活用した森林情報の取得と解析に関する共同実証を開始したと発表した。
近年、林業現場では人手不足や高齢化、安全性の確保など多くの課題が顕在化しており、効率的かつ持続可能な森林管理の実現に向けて、デジタル技術の活用が求められている。なかでも、森林情報の取得は、現地調査に多くの時間と人手を要し、広範囲かつ詳細なデータの収集が困難である。
本取り組みは、こうした課題に対応する林業DXの一環として、従来の現地調査や先行するリモートセンシング技術では把握が難しかった単木単位の詳細な森林情報の取得を目的に、共同実証を行うものだ。