JVCケンウッド、橋梁の振動から発電する技術の実証に成功…スピーカーの原理を応用

(左)実証実験の様子 (右)エネルギーハーベスター試作機
  • (左)実証実験の様子 (右)エネルギーハーベスター試作機
  • 橋梁下部に設置したエネルギーハーベスター試作機

JVCケンウッドグループのJVCケンウッド・公共産業システムは9月25日、スピーカーの原理を応用して振動を電気エネルギーに変換する環境発電(エネルギーハーベスト)について、橋梁での実証実験を実施し、発電に成功したと発表した。

この技術は、京都大学の八木知己教授、西野朋季特定研究員を中心とした研究グループおよび建設技術研究所と共同開発しているものだ。

今後は、エネルギーハーベスト機能付き電磁自立型センサーの開発を推進し、橋梁をはじめとする社会インフラの維持・保守管理における省人化やコスト削減への貢献を目指す。


《森脇稔》

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