BASFの子会社でバイオメトリック画像技術とバイオマーカー測定技術を手がけるトリナミクス(trinamiX)は、9月9日にドイツ・ミュンヘンで開幕するIAAモビリティ2025で、健康・安全ソリューションを発表する。
同社が展示する「インビジブル・バイオメトリック・センシング・ディスプレイ」は、特許取得済みのビームプロファイル解析技術を採用し、車両乗員のバイタルサインとバイオメトリクスの監視を可能にする。近赤外線分光法に基づくもう一つの機能は、非侵襲的な血中アルコール検知だ。
近赤外線カメラと目に安全なレーザードットプロジェクターを搭載した将来のドライバー監視システムは、物理的接触なしに心拍数などのバイタルサインを追跡できる。この技術は、レーザードットプロジェクターが発する不可視光スペクトラムの光の反射を捉え、人工知能アルゴリズムを活用してバイタルサインを導出する。