博報堂、マイカー乗り合い公共交通「ノッカルおの」実証運行開始…山口県宇部市で

「ノッカルおの」出発式の様子
  • 「ノッカルおの」出発式の様子
  • 「ノッカルおの」サービスの仕組み
  • 「ノッカルおの」のロゴ

博報堂は、山口県宇部市と連携し、住民のマイカーを活用した公共ライドシェアサービス「ノッカルおの」の実証運行を開始した。2026年3月31日まで行う。

宇部市では人口減少や高齢化による担い手不足、利用者ニーズの多様化などを背景に、地域公共交通を取り巻く環境が厳しさを増している。一方で、免許返納等により自家用車を持たない住民が増加し、公共交通はますます暮らしに欠かせないサービスとなっている。

小野地区においては、路線バスの便数が限られており、またタクシー事業者の営業所が離れていることから、日々の買い物や通院のほか、通学等の移動に困難を抱える住民が多く、日常生活における移動手段の確保が喫緊の課題となっている。


《森脇稔》

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