AIデータセンターの電力需要にEVバッテリーを活用、GMとレッドウッド・マテリアルズが協力

GMとレッドウッド・マテリアルズが蓄電システムの導入を加速させるために提携
  • GMとレッドウッド・マテリアルズが蓄電システムの導入を加速させるために提携

GMとレッドウッド・マテリアルズは、蓄電システムの導入を加速させるための拘束力のない覚書を締結したと発表した。この提携は、GMが米国内で製造する新品のバッテリーと、GM製EV(電気自動車)の使用済みバッテリーパックの両方を活用することを目的としている。

今回の協業は、GMの先進的なバッテリー技術をEV以外の分野へ展開する重要な一歩であり、両社がすでに行っている協力関係をさらに発展させるものだ。

レッドウッド・マテリアルズは6月、新事業「レッドウッド・エナジー」を立ち上げた。これは、使用済みEVバッテリーと新品のバッテリーモジュールの両方を、低コストで迅速に設置できる蓄電システムに組み込む事業だ。AIデータセンターなどの急増する電力需要に対応することを狙いとしている。


《森脇稔》

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