ベントレー、ポルシェ傘下のMHPコンサルティングと提携…車両サイバーセキュリティシステム構築

ポルシェ傘下のMHPコンサルティング
  • ポルシェ傘下のMHPコンサルティング
  • 左からベントレー・コンチネンタルGTC、フライングスパー、コンチネンタルGTの各Azure(参考)
  • ベントレー・コンチネンタルGT(参考)

ポルシェ傘下のMHPコンサルティングは、ベントレーと提携を結び、国連欧州経済委員会(UNECE)の車両規則調和世界フォーラム(WP.29)に準拠したサイバーセキュリティおよびソフトウェア更新管理システム(CSMS・SUMS)を構築したと発表した。

約24カ月にわたるプロジェクトで、ベントレーは零不適合という完璧な結果で認証を取得した。

コネクテッドカーの普及とサイバー脅威の増大により、自動車メーカーには車両と利用者を保護する堅牢なプロセスとシステムの構築が求められている。UNECE規制は2024年7月から、56の加盟国で車両を販売するために必須となった。

主要な規制には、サイバーセキュリティに焦点を当てたR155規制と、ソフトウェア更新に関するR156規制が含まれる。自動車メーカーは規制遵守に加え、組織全体で関連する管理システムを導入し、技術サービスによる監査を受ける必要がある。


《森脇稔》

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