シェフラー、ヴィテスコ製品の統合でパワートレイン分野を拡充

NOxセンサーは、ディーゼル車の排出ガス中の窒素酸化物濃度を高精度かつ連続的に測定し、排出ガスのクリーン化に貢献
  • NOxセンサーは、ディーゼル車の排出ガス中の窒素酸化物濃度を高精度かつ連続的に測定し、排出ガスのクリーン化に貢献
  • シェフラーのロゴ

シェフラーは、同社のビークル・ライフタイム・ソリューションズ(VLS)事業部において、ヴィテスコ・テクノロジーズの製品ポートフォリオの統合を戦略的に進めていると発表した。

この統合により、シェフラーはメカニカルに関する専門知識とエレクトロニクスイノベーションをシームレスに融合し、新たな市場セグメントの開拓と持続可能なモビリティソリューションの開発を加速させている。

同社は高精度NOxセンサー、制御ユニット、高性能メカトロニクスアクチュエーターなどの最先端の排ガス関連技術を獲得することで、独立系アフターマーケットでの地位をより強化する。これらのコンポーネントは、厳しい排出ガス規制への対応に不可欠で、規制への準拠を判断する診断データを自動車メーカーや規制当局に提供する。

現代の駆動システムは複雑化が進み、メカニカルとエレクトロニクスの統合が加速している。独立系アフターマーケットにおける診断や修理の難易度も上昇しており、メカトロニクス、ソフトウェア、コネクティビティの進展が背景にある。


《森脇稔》

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