LGとSOAFEE、SDV時代の中核技術となる「PICCOLO」共同開発

LG αWare
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LGエレクトロニクスは、英国の半導体大手Armが立ち上げたコンソーシアム「SOAFEE」と連携し、革新的技術「PICCOLO」の開発を開始した。

自動車業界がソフトウェア定義車両(SDV)への転換を進める中、PICCOLOは車両内のソフトウェアとハードウェア間の効率的な相互作用を可能にし、SDV時代の核心技術として位置づけている。この技術はSOAFEEのリファレンス実装に含まれ、SOAFEEブループリントとして紹介されている。

LG αWareは、SDV時代に向けて設計されたソフトウェアソリューションポートフォリオで、ソフトウェア開発者、OEM、エンドユーザーの体験向上を目指している。その主要コンポーネントのBaseWareは、車両オペレーティングシステムと新プラットフォームの性能開発に必要な基本ソリューションを提供する。

PICCOLOの最大の特徴は、車両内のワークロードをアクティブ管理し、最適なリソース配分を実現することだ。この技術は車両の状態や運転環境に基づいてタスクを再配置し、効率を最大化する。


《森脇稔》

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