ポルシェと建築家が描く未来都市交通、ベネチアで公開…水上と陸上をつなぐ37mの「ゲートウェイ」

ポルシェとノーマン・フォスター財団が伊ベネチアで建築インスタレーション「ベネチアの水路への入り口」発表
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ポルシェと世界的建築家ノーマン・フォスターが率いるノーマン・フォスター財団が、イタリア・ベネチアで革新的な建築インスタレーション「Gateway to Venice's Waterway(ベネチアの水路への入り口)」を発表した。

この37mに及ぶ構造物は、水の都ベネチアが直面する交通課題に対応し、持続可能な都市変革についての議論を促すことを目的としている。デザインと建築の交差点を具現化したこのインスタレーションは、ベネチアの歴史的な橋のネットワークを彷彿とさせる外観を持つ。

このビジュアルハブは、陸上と水上の新しい電動交通手段への接続を創出することで、電動モビリティへの入り口として機能する。具体的には、水上自転車(シラー・バイク)や電動スポーツボート(フラウシャー×ポルシェ 850ファントムエア、ポルシェ『マカンターボ』の完全電動ドライブを搭載)などが含まれる。ビエンナーレのオープニングウィーク中、これらは排出ガスを出さないモビリティソリューションとして活用される。

インスタレーションは、ポルシェのデザイン・アート・イニシアチブ「The Art of Dreams(夢のアート)」の一環として、ビエンナーレのヴェルニサージュ期間中に展示される。デザインプロセスと建設の記録は、パラッツォ・ピサーニ・モレッタとアルセナーレのゲートウェイで来場者に公開される。


《森脇稔》

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