コンチネンタルが黒字回復、オートモーティブ部門が好調…2025年第1四半期決算

コンチネンタル本社(独ハノーバー)
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コンチネンタルは2025年第1四半期(1~3月)決算を発表した。連結売上高は97億ユーロ(2024年第1四半期は98億ユーロ、前年比0.8%減)、純利益は6800万ユーロ(2024年第1四半期は5300万ユーロの赤字)となった。

欧州と北米における自動車生産の減少にもかかわらず、オートモーティブグループ部門は前年同期比で大幅な増益を記録した。タイヤ部門も第1四半期に収益の大幅な改善を達成している。一方、コンチテックは産業需要の低迷にもかかわらず、前年とほぼ同水準の調整後営業利益を計上した。

2025年第1四半期のコンチネンタルの連結売上高は97億ユーロ(2024年第1四半期は98億ユーロ、前年比0.8%減)となった。調整後営業利益は6億3900万ユーロに増加し、調整後EBIT(利払い前・税引き前利益)マージンは6.6%となった。IFRS 5(売却目的で保有する非流動資産及び非継続事業)の適用がなければ、調整後営業利益は5億8600万ユーロ(2024年第1四半期は2億0100万ユーロ)、調整後EBITマージンは6.0%(2024年第1四半期は2.1%)となっていた。


《森脇稔》

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