BMWのツーリングモデル『R 1300 RT』が新型に、軽量化と動力性能を強化

BMW R 1300 RT 新型
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BMWモトラッドは、ツーリングモデル『R 1300 RT』の新型を欧州で発表した。従来モデルの優れたツーリング性能と快適性を継承しつつ、軽量化と動力性能の向上を実現している。

新型モデルはエンジン、シャシー、空力設計を一新。スポーティなオプション装備としてスポーツブレーキやシフトアシスタントPro、電子制御サスペンションDCAを用意し、よりアクティブな走行が可能だ。自動シフトアシスタントASAも選択でき、手動と自動の両方で快適な走行を支援する。

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調整可能なサイドトリムを採用し、都市部や高温時でも新鮮な空気を供給しつつ、高速走行時には優れた防風・防寒性能を発揮する。カラーはアルパインホワイト3、トリプルブラック、レーシングブルー、ブルーリッジマウンテンの4種を展開する。

人間工学に基づいた設計で、ハンドル、フットレスト、シートの位置関係を見直し、ライダーの前方へのポジションを強調。これにより前輪からのフィードバックが向上し、動的な走行時の操作性が高まった。シートは高さと角度の調整が可能で、パッセンジャーの快適性も向上。新設計のケースは足元のスペースを広げ、長距離走行時の姿勢変化を容易にしている。

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シート高は780mmと低めに抑えられ、足つき性が向上。標準装備のケースは容量27リットルで、初めて可変容量のバリオケース(27~33リットル)がオプション設定された。ケースは電動開閉式で中央ロック対応、内装照明やUSB-C充電ポートも備える。トップケースは39リットルと54リットルの2種類があり、54リットルは電動式でパッセンジャー用のヒーテッドバックレストも装備する。

エンジンは排気量1300ccの新設計ボクサー型。ボア×ストロークは106.5×73mmで、先代の102.5×76mmからボアを拡大しストロークを短縮した。最高出力は107kW(145hp)、最大トルクは149Nmと、BMWの量産ボクサーエンジンで最高性能を誇る。最高回転数は9000rpmに達する。

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標準で3つのライディングモードを搭載し、雨天や一般道、エコ走行に対応。オプションの「ライディングモードPro」ではさらに「ダイナミック」と「ダイナミックPro」が追加され、好みや路面状況に応じた細かな設定が可能だ。エンジンドラッグトルクコントロール(MSR)も標準装備し、コーナリング時の安定性を高めている。

シャシーはスチール製メインフレームとアルミ製リアフレームを組み合わせた新設計で、軽量化と剛性向上を両立。これにより快適なツーリング性能とスポーティな走行性能を両立している。

《森脇稔》

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