英国のクリーンテクノロジー企業のアルティリウム社は、同国初となる大規模なEVバッテリーリサイクル・精製施設の建設をデボン州プリマスで開始したと発表した。この施設は、英国をサステナブルなバッテリー材料生産の最前線に押し上げるものとなる。
「ACT 3」と呼ばれるこのスケールアップ工場は、年間2万4000台分のEVバッテリーから重要鉱物を回収する能力を持つ。同社独自の「EcoCathode」プロセスを用いて、バッテリースクラップからニッケル混合水酸化物沈殿物(MHP)とリチウム硫酸塩を再生し、国内のバッテリーカソード生産に不可欠な中間材料を供給する。