米国司法省は3月19日、日野自動車のエンジン認証に関する不正行為に対して、総額16億ドル超の制裁金を科す判決を発表した。
ミシガン州東部地区連邦地方裁判所のマーク・A・ゴールドスミス判事は、日野自動車に対し5億2176万ドルの罰金と5年間の保護観察処分を言い渡した。
裁判所の記録によると、日野自動車は2010年から2019年にかけて、米国の大気浄化法に違反してエンジン認証申請を偽造していた。同社のエンジニアらは排出ガスのテストデータを改ざんし、不適切な試験を行い、さらにはテストを実施せずにデータを捏造していたという。