ティアフォーが自動運転開発キットを刷新…高度な物体認識技術を導入可能に

リニューアルしたセンサーフュージョン開発キット
  • リニューアルしたセンサーフュージョン開発キット
  • ティアフォーの「C2カメラ」にHesai Technologyの「XT32」などを用いたハードウェアの接続構成の例

自動運転技術を手がけるティアフォーは、自動運転システムと自律型マシンの開発を加速させる「センサーフュージョン開発キット」をリニューアルしたと発表した。

今回のリニューアルにより、従来の2台のコンピューターを1台に統合し、よりシンプルで効率的な構成で高度な物体認識技術を導入できるようになった。

この開発キットは、ティアフォーの自動運転用車載カメラ、LiDAR、自動運転用コンピューターを統合し、センサーフュージョンによる高度な物体認識の開発環境を提供する。利用者は、適切なセンサーやコンピューターの選定、ROS2を用いた開発環境の構築、システム間の同期やキャリブレーション、パーセプションモジュールの開発などの技術的課題を解決し、開発工数を削減できる。また、オープンソースのソフトウェアにより、独自の研究開発も可能だ。


《森脇稔》

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