NetAppは、日産自動車がマルチクラウド向けのストレージサービス「NetApp Keystone」を導入したと発表した。
この導入により、日産はマルチクラウドかつマルチリージョンで一貫したデータの入出力が可能になり、HPCシミュレーションリソースの柔軟な選択、およびオンデマンドサービスの展開によるコスト最適化を実現した。
自動車業界は、EVや自動運転技術の急速な普及など大きな転換点を迎えている。日産はさらなる成長に向けて、最新のITテクノロジーを活用した研究開発の加速を目指していた。しかし、従来のHPCシミュレーション環境では、コストの最適化や柔軟なサービス展開、マルチリージョンでの運用、クラウドサービス切り替え時のデータ移行などに課題を抱えていた。
そこで日産は、NetAppのKeystoneを中心としたマルチクラウドストレージを採用。ONTAPが有するインテリジェントなデータマネジメント機能を活用して、シームレスで高速かつ一貫性のあるデータパイプラインを実現した。