マツダの北米事業部(MNAO)は、米国運輸省(DOT)が推進する国家道路安全戦略(NRSS)に参画し、交通事故死者数の削減に向けた取り組みを強化すると発表した。
米運輸省は2023年、NRSSの一環として「行動呼びかけキャンペーン」を開始。交通安全に関わる企業や団体に対し、交通事故死ゼロという共通目標の実現に向けた具体的な行動計画の策定を求めている。
これを受け、マツダは2024年モデルから全車種に先進安全装備を標準搭載することを決定した。具体的には、ブラインドスポットモニタリング、後側方接近警報、車線逸脱警報システム、自動ブレーキなどの安全システムに加え、全座席のシートベルト警告音を装備する。
さらに2025年モデルでは、子どもの車内放置事故防止を目的とした後部座席リマインダーの搭載を計画している。これは、暑い車内に子どもを置き忘れるという悲劇的なミスを防ぐための機能だ。