ステランティスは、シミュレーションおよび検証ソリューションを手がけるdSPACEとの間で、車両開発の加速を目指す覚書を締結したと発表した。
この提携により、dSPACEのソフトウェア・イン・ザ・ループ(SIL)テスト用プラットフォーム「VEOS」が、ステランティスの仮想エンジニアリングワークベンチ(VEW)に統合される。これにより、顧客重視の機能をより迅速かつスケーラブルに開発することが可能となる。
VEWは、ステランティスのエンジニアが世界中で早期のソフトウェア開発を行うことを可能にする。仮想環境を活用することで、ハードウェアが利用可能になる1年前から開発、統合、テスト、最適化を行うことができる。新しい技術プラットフォームでは、80~85%のテストがSILプラットフォームで行われ、継続的な統合とテスト手法を用いることで、2年未満で新しい車両ソフトウェアを提供できるようになる。