ユーグレナは、軽油にHVO(Hydrotreated Vegetable Oil:水素化植物油)51%を混合した次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を開発し、供給を開始すると発表した。
「サステオ」は軽油規格に適合しており、軽油同様にディーゼルエンジン車の公道走行に使用可能。この新燃料の開発は、気候変動問題の解決を目指すユーグレナの取り組みの一環だ。
同社はこれまで、日本初となるバイオジェット・バイオディーゼル燃料製造実証プラントを建設・稼働させ、陸・海・空すべての領域において、SAF(Sustainable Aviation Fuel:持続可能な航空燃料)および次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を累計93件以上供給してきた。
現在、ユーグレナはマレーシアで最大12500バレル/日(約72.5万KL/年相当)の製造能力を持つバイオ燃料商業プラントの建設・運営プロジェクトを推進している。また、将来的なバイオ燃料の需要拡大を支える持続可能な原料の選択肢として、微細藻類由来油脂の大規模生産に関する研究開発にも取り組んでいる。