固体リチウム金属電池技術を手がけるQuantumScape(クアンタムスケープ)は、次世代の固体電池生産プロセスにおける新技術を発表した。
同社は、セパレーター量産プロセスのための次世代熱処理技術「Cobra」の開発、納入、設置、および初期セパレーター処理のためのリリースを完了したと明らかにした。
この重要なマイルストーンの達成により、同社は2025年に最初の商用製品となるQSE-5のサンプル配布を予定通り実現できる見通しとなった。これは電気自動車用固体電池の商用化に向けた大きな一歩である。
Cobraは、セラミック固体電池セパレーターの生産において、スケーラビリティとコスト効率の両面で大きな革新をもたらす。この成果は、クアンタムスケープの高速セパレーター生産プロセスに関する長年の先進的な研究開発の集大成であり、同社のバッテリー技術をギガワット/h規模で製造することを可能にするイノベーションとなる。同社は2025年にCobraをセル生産のベースラインに統合することを目指している。