ルノーと吉利の合弁「HORSE」、次世代ハイブリッドの開発加速…アラムコが株式10%取得

ルノーと吉利の合弁「HORSE」の株式の10%をアラムコが取得
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ルノーグループは12月2日、浙江吉利控股集団(ジーリー)と共同設立したHORSEパワートレインの株式の10%を世界有数の総合エネルギー・化学企業のアラムコが取得したと発表した。

この取引は、アラムコが輸送部門の排出量削減の可能性がある新しいモビリティソリューションの開発に向けた取り組みの一環。

取引完了は2024年6月28日に締結された最終合意と、全ての適用される規制当局の承認を受けて行われた。アラムコの投資は、HORSEパワートレインの企業価値74億ユーロに基づいており、ルノーグループとジーリーがそれぞれ45%の株式を保持している。

アラムコの投資により、HORSEパワートレインの次世代内燃機関(ICE)およびハイブリッドパワートレインの開発が加速されると期待されている。さらに、代替燃料や水素ソリューションなどの補完的な技術開発も進められる見込みだ。


《森脇稔》

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