GMと韓国のLGエナジーソリューションは12月2日、14年間続く電池技術パートナーシップを拡大し、プリズマ型セルの開発に乗り出すと発表した。
GMは、この提携で開発されるプリズマ型セル技術を将来の電気自動車(EV)に搭載する計画だ。これは同社のサプライチェーン多様化戦略の一環で、複数の化学組成や形状を活用することを目指している。
一方で、GMはオハイオ州ウォーレンとテネシー州スプリングヒルにあるアルティウムセルズ工場で生産されるパウチ型電池セルの活用も継続する。これにより、増加するEV需要に対応する方針だ。
プリズマ型セルは、平らな長方形の形状と硬い外装が特徴で、バッテリーモジュールやパック内での効率的な配置が可能となる。この方式により、EVの軽量化やコスト削減が期待できる。さらに、モジュールや機械部品の数を減らすことで製造工程の簡素化も実現できる。