次世代SDVに必要な機能を量産レベルで実現へ、シーメンスとインフィニオンが提携

インフィニオンのAURIX TC4x
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シーメンスのデジタルインダストリーズソフトウェア部門は、インフィニオンとの提携を発表した。

この提携により、シーメンスのAUTOSAR Classicプラットフォームに基づく組み込み自動車ソフトウェアプラットフォームと、インフィニオンのAURIX TC4xマイコンを組み合わせることが可能となる。これにより、自動車メーカーは次世代のソフトウェア定義車両(SDV)に必要な機能を量産レベルで実現できるようになる。

自動車業界では、自動運転、先進運転支援システム(ADAS)、電動化、快適性、エンターテインメントへの需要が高まっており、より高度な演算能力、機能安全性、サイバーセキュリティが求められている。これらの要求に応えるため、AURIX TC4xのような高度なマイコンと、システム開発フローに適合するインテリジェントなソフトウェアプラットフォームが不可欠となっている。


《森脇稔》

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