LG化学、欧州で次世代環境技術の開発に注力…「イノベーションセンター」開設

LG化学がドイツのフランクフルトに「欧州イノベーションセンター」を開設
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韓国のLG化学は10月27日、ドイツのフランクフルトに「欧州イノベーションセンター」を開設した、と発表した。

欧州連合(EU)は、環境規制や政策が世界で最も先進的かつ厳格に実施されている地域だ。今年からプラスチック包装廃棄物の削減が義務化され、2030年からは果物などの使い捨てプラスチック包装が全面禁止となる。また、バッテリー法の施行により、使用済みバッテリーの回収規模は2025年の約4GWhから2040年には200GWh規模へと約50倍に成長すると予想されている。

こうした背景から、LG化学は欧州で次世代電池材料、バイオ材料、電池材料およびプラスチックリサイクル技術など、環境に配慮した技術の研究開発に注力する計画だ。


《森脇稔》

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