時短や効率化が重視される「タイパ」時代において、ユーザーがどのような意識で車室空間を利用しているのか……。パナソニックオートモーティブシステムズは、日常的に自動車を運転している20~69歳の男女を対象に、「車室空間に関する意識調査」を実施した。
調査結果によると、日常的に自動車を運転している人の約6割が、運転中および同乗時に「スキマ時間」を感じていると回答した。また、移動の前後にもスキマ時間を感じると答えた人が多かった。
車内でのスキマ時間の過ごし方としては、8割の人が何かしらのコンテンツを利用しており、最も多いのが「インターネット」、次いで「SNS」「音楽を聴く」「動画視聴」となった。車内で最も利用されている動画配信サービスは「YouTube」、次いで「Prime Video」であり、音楽配信サービスでは「Spotify」が最も多いことがわかった。
また、車室空間の利用として、移動以外に「休憩場所」や「食事」としての利用が約3割を占めている。さらに、車室空間の利用理由として、移動以外に最も多いのは「1人になれるから」であり、次いで「静かで落ち着く」との回答が続いた。実際に『ひとり時間の確保』を目的に車室空間を利用している人は2割以上にのぼる。また、車室空間を「運転を快適にするため」にカスタマイズしている人も2割弱いることが明らかになった。

この調査結果からパナソニックオートモーティブシステムズは、「車室空間は単なる移動手段としてだけでなく、効率的な時間の使い方や個人のリラックス空間としての価値が高まっていることが示された」としている。