ENEOS、製油所のデジタルツイン基盤構築を開始…エンジニアの生産性向上へ

ENEOSの各種データの体系的な管理によるエンジニアの生産性向上に向けた取り組みの概念図
  • ENEOSの各種データの体系的な管理によるエンジニアの生産性向上に向けた取り組みの概念図

ENEOSは9月12日、Cogniteのデータプラットフォーム「Cognite Data Fusion」を活用し、製油所のデジタルツイン基盤構築に向けた取り組みを開始した、と発表した。

これにより、分散していた複雑で多様なデータを一つの仮想空間に統合し、エンジニアリング業務の効率化を図る。

製油所設備の老朽化やエンジニアの世代交代が進む中、製油所の各種データは個別の電子ファイルや紙媒体の資料として管理されている。また、現場情報は机上で得ることができないため、エンジニアは「評価や分析に必要な情報の収集に膨大な時間を要する」という課題を抱えている。


《森脇稔》

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