5日の日経平均株価は前週末比4451円28銭安の3万1458円42銭と大幅続落。米国景気の先行きに対する懸念、円高の進行から、運用リスクを回避する売りが加速し、東京株式市場は過去最大の下げ幅となった。
急激に円高が進行する中、世界同時株安に対する警戒感が強まっており、相場の底が見えない状況下、投げ売りの様相を強めている。
先週末のニューヨークダウは610ドル安の3万9737ドルと続落。7月の米雇用統計が市場予想を下回り、米経済が想定以上に減速するとの懸念から主力株が売られた。週間の下げ幅は852ドルと、5月下旬以来の大きさ。ハイテク株主体の米ナスダック市場は大幅続落。電気自動車(EV)のテスラは4.24%安。
外国為替市場で一時1ドル=142円台を付けるなど、7カ月ぶりの水準へ円高が進行。自動車株は軒並み大幅安となった。