バンシェルターとカタリバが連携してキャンピングカーを提供…能登半島地震

カーステイが能登半島地震の被災地へキャンピングカー3台貸出
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バンシェルター実行委員会は、教育NPOのカタリバからの要請を受け、Carstay(カーステイ)が運営するシェアリングサービスに登録されているキャンピングカー3台を、能登半島地震で被害を受けた能登半島へ移送した。

これらの車両は災害時の「動く休憩所」として、カタリバのスタッフに約1か月間貸し出される予定だ。

また、Carstayのスペースシェアサービスに登録されている、石川県穴水町の「田舎バックパッカーハウス <2>」は報道機関向けのスペースとして稼働している。

バンシェルター実行委員会とカタリバは、キャンピングカーやトレーラーハウスなどを災害時の「動く休憩所」 として活用し、被災地を支援する。両者は、新型コロナウイルス感染症の拡大や豪雨などの災害時に発生する課題解決をめざし、包括連携を締結している。今回の活動は2020年7月の熊本地震、2021年8月の伊豆山土砂災害に次ぐ取り組みだ。

バンシェルターはCarstayとCarLife Japanが運営。新型コロナウイルス感染症が拡大する中、診療スペースや医療従事者の休憩スペースなどの用途で、キャンピングカーを無償レンタルするなど、医療機関を支援するプロジェクトとして2020年4月に発足した。これまで約30か所の病院に約60台のキャンピングカーを提供した。今後の活動は水害や震災など災害地支援にも展開していく。

カタリバは、どんな環境に生まれ育った10代も未来を自らつくりだす意欲と創造性を育める社会をめざし、活動する教育NPOだ。高校への出張授業から始まり、2011年の東日本大震災以降は子どもたちに学びの場と居場所を提供するなど、さまざまな教育活動に取り組んでいる。

《レスポンス編集部》

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