グリーンコープが脱炭素社会への取り組みを推進、日野 デュトロZ EV を導入

グリーンコープ生活協同組合島根が導入する日野 デュトロZ EV
  • グリーンコープ生活協同組合島根が導入する日野 デュトロZ EV
  • グリーンコープ生活協同組合ふくおか福岡西支部は全台数がEVに

西日本を中心に16の生協で構成されている一般社団法人グリーンコープ共同体に所属する各地のグリーンコープ生活協同組合は、配送用トラックの導入を進めている。

このほどグリーンコープ生活協同組合島根、グリーンコープやまぐち生活協同組合、グリーンコープ生活協同組合おかやま、グリーンコープ生活協同組合ひろしまなど各組合が、初めて電気自動車の配送用トラックを導入した。今回導入したEVトラックは日野自動車の『デュトロZ EV』だ。

日野デュトロZ EVは、最大積載量1tで、5時間の通常充電で100km以上の航続が可能。荷台の高さは約40cmで、女性や高齢のドライバーでも積み下ろしが簡単にできる。また、運転席と荷物室が車内でつながるウォークスルー構造となっており、荷台で作業をする際に車外に出る必要がなく、ドライバーの負担を軽減する。

2023年度はグリーンコープ共同体全体で、トラック75台、商用バン・軽乗用車19台、合計94台のEVの導入を予定している。前年度にトラック・商用バンのEVを50台導入していることから、今年度末時点で、144台の車両がEV化される計画だ。

グリーンコープは脱炭素社会実現に向けた取り組みを推進している。各事業所では、一般社団法人グリーンコープでんきが供給する電力を最大限利用している。グリーンコープでんきが提供する電気は、バイオマス・太陽光・小水力・地熱などの自然エネルギーを利用した化石燃料に頼らない発電方法で作られている。 グリーンコープ生協(島根)では、電気自動車を導入している支部・センターでグリーンコープでんきのゼロエミッションプランの電気を使用。これにより、電気自動車から排出される二酸化炭素は動力源の電気も含め、完全にゼロを実現できるとしている。

グリーンコープ共同体は、2018年に設立され、九州(福岡、佐賀、長崎、大分、熊本、宮崎、鹿児島)、近畿(大阪、兵庫、滋賀)、中国(鳥取、岡山、島根、広島、山口)、そして福島の16の生協、各種団体とともに、それぞれの地域に根ざした生活協同組合として活動している。

《レスポンス編集部》

【注目の記事】[PR]

編集部おすすめのニュース

特集