国土交通省によると、ホイール・ボルトの折損などによる車輪脱落事故が、2002年4月から2022年3月末までに1188件発生している。これらの事故は冬期(11~3月)に集中し、冬用タイヤ交換後1か月以内に多く発生するという。
国交省によると、事故の主な原因は、タイヤ交換時の作業不備とタイヤ交換後の保守管理の不備だ。具体的には、規定の締付トルクで締め付けられていない、ホイール・ボルトやホイール・ナットの錆やゴミの確認・清掃が不充分、増し締めが行なわれていない、日常点検・定期点検時のホイール・ボルトの緩みの点検が不充分、などがあげられる。