基幹システムやITサービスは無論、あらゆる業界や業種をシステムインテグレーターとして支えるSCSKが人とくるまのテクノロジー展2023に出展。同社は、オートモーティブ分野でも数々の開発ツールで存在感を発揮してきたが、SDV時代を睨んで「共創型」のサービスを提唱している。ISO26262に対応した車載ソフト開発のためのアーキテクチャ、それが「QINeS-ES(クイーンズ-エンジニアリング・サービス)」だ。
これまで開発環境サービスといえば、最初にシステム設計を決め、各モジュールごとに整備して、後から生じた変化にシステム全体がついていかない、身動きができないというものだった。しかしQINeS-ESの特徴は、システム設計自体がアジャイル開発に対応することを念頭に、設計側にオープンソフトを用いることでモジュールとの整合性がとりやすく、アップデートに対応でき、システム全体がモジュールとつねに連携して動くことができる。逆にシステム設計に変更があった場合でも、周辺開発を止める必要もないという。