岡山県倉敷市の水島臨海鉄道は4月10日、国土交通省中国運輸局に対して旅客運賃上限変更認可申請を行なったと発表した。10月1日の改定を予定している。
同社は1995年11月以来、消費税率の引上げを除いて運賃改定を行なっていなかったが、コロナ禍による利用減に加えて、建設から50年を迎える西富井駅付近の高架区間大規模修繕を計画していることを理由に「費用の増大が見込まれることから経営健全化が不可欠」として改定に踏み切ることになった。
平均改定率は10.5%で、普通運賃(回数券を含む)は10%、通勤定期運賃は12.4%、通学定期運賃は9.2%となっている。
これにより普通運賃は7kmまでが20円、7.1km以上が30円の値上げとなる。
