手順を誤るとむしろ汚れる!? 洗車のセオリーを紹介!【カーライフ 社会・経済学】

手順を誤るとむしろ汚れる!? 洗車のセオリーを紹介!【カーライフ 社会・経済学】
  • 手順を誤るとむしろ汚れる!? 洗車のセオリーを紹介!【カーライフ 社会・経済学】

水道水の冷たさが緩み始め、自ら洗車をするのに向いた季節がやってきた。なお洗車は、自分でやると節約になる。しかし意義はそれにとどまらない。実は洗車は、クルマいじりの一環としてもお薦めだ。結果が分かりやすいがゆえに、やり甲斐も大きいからだ。

ただしセオリーがある。やり方を間違えると効果が半減するばかりか、場合によってはむしろ余計な汚れを呼び込みかねない。というわけで前回と今回の2回にわたり、経済的かつ有効な洗車のコツを紹介している。

さて前回は、洗車に向いた天候があること(炎天下と風が強い日は不向き)と、シャンプーにおけるコツ(シャンプー液をバケツに入れてから勢い良く水を注ぐと泡が立ちやすいこと等)を紹介した。

それに引き続いて今回は、手順について解説していく。まず、車内清掃とボディウォッシュの両方を行う場合には、どちらを先にやるべきなのかというと……。

答は、「室内清掃が先」だ。なぜならば室内清掃を行うとホコリが舞う。ゆえに、ボディを洗ってから室内清掃を実行すると、そのホコリがボディを汚しかねない。

そしてシャンプーは、「上から下」が鉄則だ。そうである理由は単純明快だ。水は上から下に流れ落ちるからだ。ドアを洗った後に天井を洗えば、キレイになったドアに天井の汚れが流れてくる。これはNGだ。

また、洗車の作業順序は以下のとおりだ。「シャンプー」、「頑固な汚れ落とし」、「磨き」、「コーティング(ワックス)」、この順番で行おう。

ちなみに昨今は、高機能なシャンプーがさまざま出ている。例えば、汚れ落とし機能を有するものやコーティング効果を発揮するものまである。なのでそれらを活用するのも手だ。しかし徹底的にクルマをキレイにしようとするときには、シャンプーにてすべてを完了させるのではなく、先述した手順にて作業を進めたい。

なお徹底的な洗車においては、シャンプーは砂やホコリを洗い流すためのメニューだと割り切りたい。というのも頑固な汚れはシャンプーだけでは落とせない場合が多いからだ。シャンプーでは、泡をスポンジとボディとの間のクッションとして利用しながら、砂やホコリを落とすことに専念しよう。もっとも気を付けるべきは、砂等でボディを傷付けること。これを意識して作業を進めたい。

で、水アカやウォータースポット、さらには虫汚れや鳥のフン等の頑固な汚れは、シャンプー後に専用ケミカルを使って落としていこう。

ところで頑固な汚れを落とす作業は、「コーティング」のための「下地作り」だと考えたい。コーティングは、ボディが徹底的にキレイになった状態にて行うべきだからだ。

また、小キズが付いていたら、コンパウンド等のケミカルを使って磨いておこう。そうしてボディをとことんリセットしてからコーティングを行うと、効果のほどがアップする。

春は、洗車に向いた季節だ。セオリーを踏まえて、楽しみながら愛車をキレイにしよう♪

《太田祥三》

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