製品別CFP「カーボンフットプリント」、エネオスが提供へ

(イメージ)
  • (イメージ)

ENEOS、ウェイストボックス、NTTデータは共同で、ENEOSの石油製品の製品別のカーボンフットプリント(CFP)算定と組織単位での温室効果ガス(GHG)排出量管理システムを構築して、顧客が求めるデータを提供する体制を整える。

企業に対する温室効果ガス排出量を実質ゼロにするカーボンニュートラルが求められる中、化石燃料を主力とするENEOSは石油製品を対象としたCFP算定と、100を超える拠点のGHG排出量を管理するため、システムを構築する。2023年度中にシステムを構築してENEOSが提供する潤滑油、石油化学製品、機能材など一部製品のCFPデータを顧客向けに提供することを目指す。

石油精製工程では、同一工程で同一原料から複数の製品が同時に生産される。これら製品へのGHG排出量の配賦方法や、半製品のリサイクルに対する考え方を検討する。製油所で実際に取得されたデータを用いた取り組みとしては、国内石油業界初となる。


《レスポンス編集部》

特集