豊田通商がモビリティ向け再エネ事業を強化…ソフトバンクグループと提携

SBエナジーが手がけた宮城大郷ソーラーパーク(参考画像)
  • SBエナジーが手がけた宮城大郷ソーラーパーク(参考画像)
  • 豊田通商のカーボンニュートラル戦略マップ

豊田通商は、ソフトバンクグループと再生可能エネルギー分野で提携することで合意した。

豊田通商がソフトバンクグループで再エネ事業を手がけるSBエナジーの株式の85%を取得する。また、豊田通商とソフトバンクグループは、カーボンニュートラル実現に向けて、両社グループ会社間での再エネの共同開発や、電力需給調整事業など、再エネ事業での協業を検討する。

SBエナジーは豊田通商の子会社、ソフトバンクグループの関連会社となる。

ソフトバンクグループはVPP事業をはじめ、エネルギープラットフォームを構築する「Bits」事業、電気自動車のバッテリーや定置用電力貯蔵システムと再エネの組み合わせによるエネルギーのタイムシフトを通じた、新たなビジネスモデルを構築する「モビリティ」事業など、豊田通商グループと親和性の高い事業を展開してきた。

SBエナジーが豊田通商の傘下となることで、豊田通商グループは、風力に加えて、太陽光でも国内最大規模の発電事業者となる。SBエナジーが展開する「Bits」事業でのVPPを中心とした電力の需給調整機能、「モビリティ」事業で取り組む安定した再エネ電力の需要創出を図る。

さらにSBエナジーの投資先の最先端技術を活用し、再エネの普及促進と多岐に渡る市場ニーズに応えるとしている。これによって、国内外で再エネ導入量を拡大していくとともに、市場ニーズに応える再エネを活用した新規事業を創出していく。

《レスポンス編集部》

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