SSを最終配送拠点に活用、ENEOSと三菱商事が新会社設立へ

配送ネットワークイメージ
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ENEOS三菱商事は1月5日、サービスステーション(SS)を拠点とした配送効率化事業の合弁会社を設立すると発表した。

配送業界では、EC市場拡大に伴い宅配荷物量が増加し、ラストワンマイルにおける効率的なサービスの需要が拡大。これに対応するためには最終配送拠点を増やし、柔軟な配送体制を構築することが重要となる。新会社では、全国1万2000か所を超えるENEOSのSSネットワークを荷物の一時保管かつ最終配送拠点として活用。最終配送拠点から配送先までのラストワンマイルを短縮し、配送の効率化を目指す。

新事業では、全国の多様な地域を網羅するSSを荷物配送の最終配送拠点として活用することで、大型倉庫からの直接配送に比べて必要な走行距離を削減。ドライバーの負荷および配送コストの低減につなげる。また、車両のスムーズな出入りを前提として設計されているSSは物流拠点に最適。既存のSSを活用することで、拠点整備にかかる追加費用も低減できる。


《纐纈敏也@DAYS》

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