経済産業省は11月16日、自動運転システムの安全性を評価するための手順やシナリオに関する、日本発の国際標準ISO34502が発行したと発表した。これによって、自動運転システムの安全性と開発効率の向上が見込まれる。
国際標準ISO34502は、自動運転システムの安全性を評価する手順や、自車が危険と認知した場合、即座に安全行動する必要がある事象の導出手法などで構成する。
具体的には、優秀なドライバーで優秀などの安全目標を設定し、交通参加者の速度範囲などのシナリオ検証範囲を設定する。自車と他車との相対速度、車間距離など、危険な事象に至る要因とシナリオ検証範囲からクリティカルシナリオを特定する。その後、安全性試験・評価を実施し、最初に設定した安全目標を達成しているかを判断する。未達の場合、自動運転システムの再検討を要求して、安全目標の設定に戻る。