NEXCO中日本は、2021年11月下旬より開始している東名多摩川橋リニューアル工事について、7月23日より上り線を車線が分離した運用とし、同時に夜間車線規制を開始する。
NEXCO中日本では、2021年11月下旬から2024年11月下旬頃まで、東名高速(上下線)東京インターチェンジ(IC)~東名川崎ICでリニューアル工事を実施。約3年間で、老朽化した東名多摩川橋(上下線)のコンクリート床版を新しい床版に取り替える。
東京IC~東名川崎ICは、日平均断面交通量が10万台を超える重交通区間であり、従来のリニューアル工事のように交通規制により車線数を減少させた場合、大規模な渋滞が懸念される。そこで、東名多摩川橋のリニューアル工事では、車線幅を縮小し現状の6車線を極力確保しながら工事を行い、渋滞などの影響を最小限にする。
期間中は工事の進捗に合わせて交通運用の形態を大きく6つの施工ステップに分割して工事を実施する。現在実施しているステップ1では6車線を確保した昼夜連続車線シフト規制を行っているが、2022年7月23日から2023年2月中旬までのステップ2では、床版を取替えるため、平日19時~翌5時に上り線夜間1車線規制を行う。上り線の平日夜間1車線規制時は渋滞が予測されるため、NEXCO中日本では中央道などへの迂回を検討するよう呼びかける。
なお、3段階目以降(ステップ3~6)の詳細な日程などについては、あらためてアナウンスする。