新明和工業は6月1日、油圧チルト(傾斜)機能を追加した床下格納型テールゲートリフタの新モデル「かくのうゲートII」を発売した。
テールゲートリフタは車両後部に取り付ける昇降装置だ。床下格納型はプラットホームを床下に折り畳んで格納。リフト装置がリヤ扉開閉の妨げとならない他、格納したまま配送センターのドックに車両をピッタリとつけるなどの利点がある。
新製品はこの床下格納型テールゲートリフタに油圧チルト機能を追加した。任意の位置でプラットホームのチルト動作を実現。油圧チルト操作時には、プラットホームが水平位置で一度停止する機能を設定。より安全な荷役作業を行うことができる。
荷物を積み込む配送センターの床面と車両の床面との高さが異なる場所で荷役作業を行う場合、プラットホームを昇降させず、チルトさせることで道板として使用するケースがある。新モデルはそのような場合に安全、かつ、効率的な荷役を行うことができる製品となる。
昇降、傾斜、格納・引出し操作が簡単に行える3ボタン式の無線ラジコンを標準採用。4トン車級から10トン車級まで幅広い車両への架装に対応する。